2026年5月20日、「日本の芸能」(大日3年・担当 羽生紀子)でフィールドワークを実施しました。西宮能楽堂は住宅街の中に佇むモダンな外観が印象的ですが、一歩足を踏み入れると檜の香りが漂う本格的な能舞台が広がっています。

能楽師の梅若基徳先生から直接、能の歴史や舞台の構造、表現の工夫についてお話を伺いました。舞台上のスクリーンに映し出される貴重な資料を交えながらの解説は、教室での講義とは一味違う説得力があり、学生たちも真剣な表情で聴き入っていました。

面を上下に動かすことで、同じ面が笑っているようにも、悲しんでいるようにも見えます。繊細な表情の変化を間近に見ることができました。

般若や老女、若い女性など、さまざまな種類の能面がずらりと並べられ、その造形を間近で観察。学生たちは、扇の美しい装飾を手に取って確認したり、舞台のしつらえを細部まで見学したりと、日本の伝統芸能の「美」を五感で体験しました。

本物に触れることで、600年以上続く能楽の奥深さを再発見する貴重な機会となりました。ご協力いただいた西宮能楽堂の皆様、ありがとうございました。
(羽生紀子)