2023年度、第4回目のオープンキャンパスが、8月10日(木)に開催されました。
ここでは、日文学科で行われた学科企画プログラムの模様をご紹介します。
① 教員(学科長)による学科説明
日文学科での学びや就職支援について、山本欣司学科長が詳しく説明しました。
高校生の皆さんや保護者の方々は、真剣なまなざしで耳を傾けてくださいました。
② 模擬授業「文学とアダプテーション」 工藤先生
“アダプテーションとは何か”ということに触れながら、人文情報学における文学研究についてのお話でした。
『アダプテーションの理論』(リンダ・ハッチオン 著)によると、「アダプテーション」とは、「先行する作品を意図的、名言的、拡張的にとらえ直すこと」「原作テクストを絶えず意識させられる作品として考えること」というように提示されています。
つまり、鑑賞者に対して、その作品のもととなった作品はどれであるかが伝わることを前提として、先行研究を新たに作り直すことだということです。
また、作者であるハッチオンの唱えた「原作至上主義批判」についても説明があり、これは、“原作にどれだけ忠実に作られているかをチェックしていって、原作通りに再現できていれば〇、そうでなければ×というような、文学研究や批評をいつまでも続けていてはいけない”という考えのもと、唱えられたものであるという内容でした。
③ 卒業生による談話
本学科のOGが、在学時の過ごし方や卒業後のキャリアなどについて、自身の経験をもとにお話ししました。
④ アゼリア食堂ブース相談コーナー
アゼリア食堂にて学科別に設置された質問コーナーで、併願用の相談コーナーとして設けられています。
⑤ 〈懇談コーナー〉
こちらは、日文専用に設けられたコーナーで、今回は書道教室に設置されました。
個別に相談できるスペースとなっており、教員や在学生スタッフがみなさんの疑問や質問にお答えしました。
〈展示コーナー〉
創作パネルの展示のほか、教員おすすめの書籍を紹介するコーナーも設けられました。
今年度から人数制限を無くし、また学科企画プログラムの方でも「事前予約制」が設けられなくなりましたので、今回も非常に多くの方々にご来場・ご参加いただき、ありがとうございました。
模擬授業は毎回異なりますので、次回へのリピート参加も大歓迎です!
★次回のオープンキャンパスは、9月24日(日)に開催予定です★
本学の日文学科に興味関心のあるみなさま、お誘い合わせの上、ぜひご参加ください。
日文学科スタッフ一同、みなさまのお越しを心よりお待ちしております!!