2023.06.28

今年度初のオープンキャンパスを開催しました!

maru オープンキャンパス tag オープンキャンパスについて

2023年度、第1回目のオープンキャンパスが6月25日(日)に開催されました。
ここでは、日文学科で行われた学科企画プログラムの模様をお伝えします。

 

① 教員(学科長)による学科説明
日文学科での学びや就職支援について、山本欣司学科長が詳しく説明しました。
高校生の皆さんや保護者の方々は、真剣なまなざしで耳を傾けてくださいました。

 

 

 

 

 

 

 

② 模擬授業「西鶴文学の秘密に迫る――オリジナリティの解明とは――」 羽生先生
“文学研究の具体的な方法”と一口に言っても、いろいろなアプローチ方法があるため、この講義では、井原西鶴の『本朝桜陰比事』(元禄2年正月刊 5巻5冊 44話の裁判話から成る。作品名は中国宋代の桂万栄の編著『棠陰比事』に倣っている。)巻4の3「見て気遣は夢の契」を題材に、〈典拠(てんきょ)の解明〉について紹介しました。
典拠というのは「よりどころ」のことで、文学作品においては素材や元ネタを指します。
したがって、典拠の解明は、作者のオリジナリティを明らかにする上でも必要不可欠な作業となるのです。
今回の授業では、この作品の中に登場する2つの血液鑑定法(1つめは、商人の夫が妻の密通を心配して利用した「虫じるし」(女性が男性と契らない限りは、いくら洗ってもその血は落ちない。作中ではイモリの血を妻の左肘につけておいた。)、2つめは、御前が裁きのために利用した「血合わせ」(夫婦関係の証明として血を合わせる))について、典拠はあるのか、はたまた西鶴のオリジナルなのか、調べ進めて紐解いていくといった内容でした。

 

 

 

 

 

 

 

③ 卒業生による談話
本学科のOGが、在学時の過ごし方や卒業後のキャリアなどについて、自身の経験をもとにお話ししました。

 

④ 図書館ブース相談コーナー
中央図書館一階のカフェスペースに設けられた質問コーナーで、今回から設置されるようになりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

⑤ 〈懇談コーナー〉
個別に相談できるスペースとなっており、教員や在学生スタッフがみなさんの疑問や質問にお答えしました。
  〈展示コーナー〉
創作パネルの展示のほか、教員おすすめの書籍を紹介するコーナーも設けられました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回からは、昨年度までの人数制限が無くなり、学科企画プログラムの方でも「事前予約制」が設けられなくなりました。
当日は暑い日だったにも関わらず、ご来場・ご参加くださった皆さま、ありがとうございました。
模擬授業は毎回異なりますので、次回へのリピート参加も大歓迎です!

 

★次回のオープンキャンパスは、7月8日(土)・7月9日(日)に開催予定です★
本学の日文学科に興味関心のあるみなさま、お誘い合わせの上、ぜひご参加ください。
日文学科スタッフ一同、みなさまのお越しを心よりお待ちしております!!