2021.10.05

今年度最後のオープンキャンパスを実施しました!

maru オープンキャンパス tag オープンキャンパスについて

2021年度最後のオープンキャンパスが、10月3日(日)に開催されました。
ここでは、日文学科で行われた学科企画プログラムの模様をお伝えします。

 

①教員(学科長)による学科説明と学生による紹介動画
 日文学科での学びや、就職支援について詳しく説明しました。
 また、現役在学生による、ゼミや学生生活の送り方などを紹介した動画を視聴していただきま 
 した。
 高校生の皆さんや保護者の方々は、真剣なまなざしで耳を傾けてくださいました。

 

 

 

 

②模擬授業「言の葉のささやきに耳を澄ます~漢字の森の歩き方~」 狩野先生
 普段当たり前のように、その意味として使っている言葉や字も、必ずしも元から現代の使われ方
 をしていたのではなく、初めは違う意味であった可能性があるという授業でした。
 ちなみに、今回取り上げたのは、

 「美」:『説文解字』によると、部首は「羊」なので丸々太った美味しい羊を想像させるため
     古代中国では「美」は視覚的に綺麗ではなく“美味しい”という意味で使われていた。
 「静」:同じく『説文解字』の、〈靜〉の字義に「靜、宷也。」(静は審なり)とあるため、
     「しずか」というものは「つまびらかにすること」といった意味で使われていた。
 「匂」:「にほふ」とは本来、「赤く色づく」「色彩豊かに輝く」などの視覚的感動を伝える
     言葉であった。また、現代でも、「匂い立つような美しさ」と表現したり、
     怪しい人物を見て「あの人何かにおう」と言ったりすることがあるが、
     朱捷の『においとひびき』によると、「におい」のような、嗅覚と視覚とを一語で
     表現する語彙は、日本語以外に見つかっていないという。

 といった言葉たちでした。

 

 

 

 

③Q&A
 個別に質問できる時間となっており、教職員がみなさんの疑問や質問にお答えしました。

 

本年度も、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、昨年度同様「事前予約制」という形での
開催をしてきましたが、ご来場下さったみなさま、足を運んでいただきありがとうございました。
また、学科企画プログラムの方も、回を追うごとにご予約下さる方々が増えました。
ご参加くださったみなさま、ありがとうございました!

日文学科プログラムはいかがでしたでしょうか?
一足早く学科の雰囲気を味わえる良い機会だと思います。

本年度のオープンキャンパスは、以上で終了となります。
来年度、日文学科の仲間となった皆さんにお会いできることをお待ちしております!