2020.04.11

短日1年生のみなさんへ

maru お知らせ

短日1年生のみなさんへ

このたびは、おめでとうとごめんなさいが桜の花びらのようにくるくる、少しは落ち着いてほしいですね。でもやっぱり、ご入学、おめでとうございます。そして、お目にかかってご挨拶できず、ごめんなさい。 

短日1年A組担任の設樂馨です。読めますか?漢字の羅列を飛ばしていませんか?特にごちゃごちゃしたところ、シタラ・カオルと読みます。樂は楽の旧字、馨は人名漢字、というのが何のことか、日本語学入門でぜひ詳しくお勉強してください。私の専門は日本語学の文字表記や文体で、こういった文字の豊かさや書き方が気になります。読み方がカタカナになるのも歴史があることで、これはB組担任の山﨑先生のほうがお詳しいと思います。そんな細かいことを、なぜ?どうして?と調べて考えていくことで、皆さんの柔軟な発想や空想に深みや厚みが加わります。これが教養であり、知性や品格を高めてくれます。2年後、もっと知的でしなやかな感性の大人になっていることでしょう。そんな皆さんの間近で過ごす2年間、教員として心から嬉しく思います。

短日1年B組担任の山﨑淳(ヤマザキ・ジュン)です。「崎」ではなく「﨑」です。このような違いについてはA組担任の設樂先生がお詳しいことでしょう。私は昔から「崎」を使い、自分の名字が「﨑」であることを、実は三十歳過ぎてから知りました。それまで何してたんでしょう。しかし、世の中はこういう知らないことであふれています(言い訳ですね)。私の研究対象は古典文学ですが、それらも未知のことで満ちています。知らないことに遭遇し、あれやこれや調べて追求していく。それは生きていく力を高めるのみならず、自分の世界を広げていくという、スリリングで楽しい行為です。皆さんはこれからの2年間、言葉、文学、文化を通じ、どんどん新たな世界に踏み込んでいくことでしょう。その姿を目の当たりにできることは教員として何よりの喜びです。

お目にかかるまで、もう少し待ってください。皆さんが笑顔で正門をくぐる日を私たちも心待ちにして準備しています。それまでに履修登録や学校生活などについて、いろいろとわからないこともでてくると思います。その時は担任に連絡してくださいね。どうか体調に気をつけて、一日一日を過ごしていってください。

短日1年生担任 A組:設樂馨 B組:山﨑淳

※メールアドレスは、STUDENT GUIDE For Academic Studies p.225 に掲載されています。