2020.02.21

令和2年度 国文学会 談話会が行われました

maru 活動報告 tag 国文学会

2月19日 (水) に令和2年度 国文学会 談話会 が行われました。
今回の談話会では、今年度ご着任された山﨑淳先生にご講話いただきました。

「お寺で本を見ていますー寺院所蔵文献調査についてー」の題で、
蓮体と蓮体入寂の地である地蔵寺(大阪府)を中心にした悉皆調査についてご講話いただきました。
山﨑先生が現在行っている地蔵寺における悉皆調査は14年目になり、寺院所蔵の膨大な文献を箱から出し、
ほこりを払って分類をしつつ内容を調査していくことが多いため、夏は暑く冬は寒い体力のいる作業になるそうです。
蓮体は自身の所有する写本に朱で書入れをしており、写本に記されている日付から何年経過しているか判明し、
講釈に利用するための様々な書込みが確認されます。
そこから当時の寺院やその地域のことなど様々な研究がなされるそうです。

始終楽しく、また興味深い談話会であっという間に時間が過ぎてしまいました。
山﨑先生ありがとうございました。