2019.02.21

平成30年度 国文学会 談話会が行われました

maru 活動報告 tag 国文学会

2月20日 (水) に平成30年度 国文学会 談話会 が行われました。
今回の談話会では、本年度でご退職される柴田清継先生、西山明美先生にご講話いただきました。

柴田先生には「随感一席話」の題で、文学系研究者の責任や学科名の曖昧さについての問題提起、
日中21世紀翻訳会の一員として「長城万里図」の翻訳に携わった裏話、
明治期の清の軍人王治本の日本滞在時の軌跡を知るために、全国各地の図書館に当時の新聞を見に行かれたお話、
中国語から日本語に翻訳することが好きだ、ということなど様々な内容についてご講話いただきました。
また、今回ご講話されなかった「漢文と日本人」については3/9(土)13:30よりL1-802にてご講話されるそうです。

西山先生には「日文学科と書道」の題で、かつて短大にあった書道コースの開設といった日文学科と書道とのかかわりや、
書道専攻の先生がどのような活動をされているのかについてご講話いただきました。
年に何回もある展覧会に出展する作品の制作や世界各地で行うご自身の個展、
「良寛」についての研究などいままでの様々なご活躍についてお話しいただきました。
また談話会では実際に個展で展示した書の作品や源氏物語についての蛤の貝合わせが展示され、来場者を魅了していました。

興味深く、また楽しいご講話であっという間に時間が過ぎてしまいました。
柴田先生、西山先生長い間本当にありがとうございました。