2026.04.25

北海道便り(4)

maru 研究室だより

 本学科教員のS・Kが、北のどこかの大学にいるK・Sのもとで、2026年4月から7月まで、食を育むことばの研究をする。その忘備録の一部をお送りする。(文体は説明文風)
 小樽は最低気温5.2℃、日中は15℃前後で推移、これは安定した春の陽気と言えます。夏でも24℃程度で28℃を超えることは滅多にありません。地元の人によれば、夏も長袖が好まれると指摘されています。

 
小樽運河沿いの芸術村。旧三井銀行小樽支店や似鳥美術館など5館を擁する。

 小樽はアイヌ文化の長い歴史の後、江戸時代中期に大坂と北海道を結ぶ航路が整備され、北前船(きたまえぶね)によって、北海道の玄関として、また明治から大正にかけては北海道一の経済都市として繁栄を極めます。小樽市総合博物館運河館の報告では、小樽運河や旧三井銀行小樽支店、ニシン漁が関係していると指摘されています。ニシン漁は明治30年代にピークを迎え、やがて群来(くき。ニシンが産卵のため大群で押し寄せ、産卵・放精によって海の色が乳白色になる現象。)も途絶えました。小樽市は、2026年現在、小樽沿岸で再び群来が確認されるようになり、10年以上になると報告しています。

 JR小樽駅から4つ、札幌方面へ移動すると、銭函(ぜにばこ)というアイヌ名ではない、和名の町があります。線路は海岸沿いのため、夏は海水浴のほか、海の見えるコーヒーショップが注目されます。北海道中央バスは、札幌から「高速おたる号」を「見晴(みはらし)」で下車してまち歩きすることを提案しています。写真のゼニバコテラスは、ユニークな個人商店が軒を連ねるスポットとして紹介されています。